重加算税

重加算税

重加算税とは、確定申告時に仮装・隠ぺいなど故意に納税額を調整したときに追加される税金のことです。

もし申告する際に、税金額が不足している、還付額が多すぎるというケースが生じたら、納税者は自主的に修正申告する義務があります。

しかし、そのことを隠ぺいした場合も、重加算税を課せられる対象となります。

対象となる税金は、法人税、所得税、相続税、贈与税、消費税、法人事業税、法人住民税などです。

もし修正申告する事実があったのに自主的に行わず税務署の調査によって更正処分を受けた場合は、「過少申告加算税」といって原則10％の税率が課税されます。

重加算税は、本来納付すべき税額の原則35％が課税されます。

税金を低く抑えるために税金対策は必要ですが、不正経理をしてしまったら重加算税35％というペナルティが課せられるということになるのです。

他にも、納付期限を遅延してしまったときには延滞税が課せられてしまいます。

過少申告加算税・重加算税・延滞税は修正申告のペナルティなので、会社の経費としては認められません。

納税額を少なくしようとしたばかりに不正をしてしまい、より大きな損失を生んでしまうことにもなりかねないので注意しましょう。